映画は基本的にひとりで観ることにしています。
趣味や嗜好が同じ人と・・・という場合はこの限りではありませんけれど・・・・。
短くても1時間半、長ければ3時間近く、その人の時間を使ってもらうことになるので
たとえ家族といえども気を使います。
自分にとっても貴重なひとときなので、誰かに気をつかいながらでは100%楽しめませんし~

それもこれも、趣味が少々マニアックなので・・・

もちろん「みんなで観る映画」や「家族で観ていい映画」のラインナップもありますので
時に応じて楽しんでおります。
さて、最近ひとりで観た映画で
「
息もできない」
という作品に、魂を完全に持っていかれてしまいました
「愛を知らない男と、愛を夢見た女子高生。
傷ついた二つの魂の邂逅。
世界が泣いた。世界が震えた。
国際映画祭、映画賞で25以上もの賞に輝いた、
製作・監督・脚本・編集・主演ヤン・イクチュン鮮烈すぎるデビュー!」(公式ホームページより)
というのがこの映画のプロフィール。
2008年の韓国映画です。ジャンルはしいていえば社会派?になるのかな。
製作・監督・脚本・編集・主演をこなすヤン・イクチュンが、
自身が抱えていた家族の問題をすべて吐き出したかった・・・・と語り
資金繰りのために自宅まで売り払った、という本作。
あまりの衝撃に、観終わったあとしばらく、元の世界に戻って来れませんでした。
暴力借金取りのヤクザと生意気女子高生・・・
それぞれに重い荷物をせおった二人の魂が触れ合うくだりは
私の中の映画史上、もっとも美しいラブシーンといっても過言ではありません

今思い出しても、瞬間に泣ける

ただし、この映画、全編にわたり暴力と罵詈雑言の嵐ですので
観るのに少々覚悟が要りまする~
韓国語の「クソ野郎!」と「クソアマ!」を覚えてしまいましたもの

しかし、韓国映画、おそるべし!!
しばらくは、アジア映画にハマりそうです
